18: ◆JxFTtO5TBE
2016/03/19(土) 18:02:32.46 ID:C+6JqW0y0
この日は忘れられない一日になる。
私は重々しい車庫の扉に力をかけた。
この扉は私の新しい一歩に向かうための扉だ。
その先は埃と鉄と油にまみれている。
中では古いイタリアの戦車たちが眠りにつく獣のように音もなく地面に座っていた。
そしてその真ん中にはねぇさんが一人、天窓の光を受けて立っていた。
まるで私がここに来ることを最初から知っていたみたいだった。
アンチョビ「遅かったなペパロニ」
その一言で私は安心する。
ここに来て良かったのだと。
アンチョビ「さぁ始めようか。私たちの戦車道を!」
私の名前はペパロニ。
アンツィオ高校戦車道の副隊長だ。
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