36: ◆JxFTtO5TBE
2016/03/19(土) 21:42:35.75 ID:C+6JqW0y0
木々の間から、スカッと晴れた空がのぞいていた。
戦車のエンジン音が森の中を駆け抜けた。
敵のルノー戦車とはすぐに遭遇した。
機銃の音で鳥たちが一斉に飛び立った。
木が密集する場所でのドッグファイトが繰り広げられた。
私はかつてないほどにアクセルを目一杯に開放した。
ねぇさんの指示の声は最後まで止まることなく飛ばされた。
私はただその声に耳を傾け、自分の仕事をこなした。
操縦桿を握り、ギアを入れてクラッチをつなぐごとに体の中の血がたぎるのを感じた。
カルパッチョが撃つ機銃の音はいつしか心地よい子守唄となって、砲弾飛び交う戦いの世界へとトランスさせてくれた。
気がついたときには時間だけがひたすら過ぎていた。
私は初めて相手の戦車から白旗が上がっているのを見た。
122Res/74.31 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。