過去ログ - モバP「アイドルサバイバルin仮想現実」
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11: ◆E.Qec4bXLs[saga]
2016/03/19(土) 21:15:13.67 ID:sA/EEehz0


バリケードの存在が視界から遮断された

修復とも、変形ともとれる歪な蠢きが、緑の足の下に消えた


数瞬遅れて、風圧が残りの二人を襲う

吹き飛ばされ、地面を跳ね、背中を打ち付けたあと、うなだれ

時間をかけて、ゆっくりと起き上がった


愛梨「奈緒ちゃん...紗南ちゃん..」


加蓮「なによ、なんでこんなとこで...あんな鎖」


最後の牙城は潰えた。それを作り出した奈緒もろとも

流れ星が飛んでいる

それは翼を光らせた遊佐こずえたちの群れだ

奇しくも街の中心に突き立った電車へと羽ばたいていく

ぴにゃこら太がもう一歩を踏み出す、地鳴りと地割れと共に


奈緒と紗南を潰した足と反対の足を

加蓮と愛梨を潰すために


愛梨「ど、どうしましょう...?向こうからこずえちゃんもきましたし...」

加蓮「もう...智絵里のとこに行くしかないでしょ...!」

手の中に握り込んだネイルを意識する

それを察した愛梨も胸元をまさぐり、あらかじめ渡されていたネイルを抜き出した


地面が揺れる中、加蓮は空を見上げた。どこを見ているのか分からない洞穴のような瞳を見上げる


ぴにゃこら太は傾いていく、持ち上がっていく足に比例して



傾いていく、傾いていく、傾いて___









ひび割れ、



倒れ伏した



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