過去ログ - モバP「アイドルサバイバルin仮想現実」
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23: ◆E.Qec4bXLs[saga]
2016/03/27(日) 22:16:25.31 ID:ftFVPCyG0
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今回のエピソードが私の天才性を裏付けるような自慢話になることはないだろう


晶葉「......」


業者にてきぱきと指示を出す助手の背を目で追う

私が主導して造り上げた装置が他人の手でどこかへ運ばれていく。少なくとも名義上、あれらはもう私のものではない

今の私にできることは企業の方々があれらを上手く扱える未来を迎えることを祈るのみだ



モバP「晶葉」

晶葉「あぁ、助手...すまないな力仕事を押し付けて」

モバP「いや、いいよ。晶葉が志希と頑張ってる間に俺が手伝えることはなかったしな」

晶葉「.........そんなことないさ、私の目的に欠かせない存在だったよ」

モバP「そう言ってくれるとここまでの半年が報われるよ」

晶葉「だが、助手...」



今回の件がもたらした損害は決して無視できるものではない、それは私が認めなければならないことだ


モバP「よしっ、精神投射用のカプセル18機の運搬は終わったみたいだ」

晶葉「お、おぉ...助かった」

モバP「じゃ、俺は一旦事務所に戻って書類をしたためてくるよ」


私が失敗を認める前に、そのことを口にする前に助手は業者について部屋を出て行った

めげないと言うか、迅速というか...



私以外の人間が消え、無人となったフロアを改めて見回す

今は機械も止まり、無人かつ無音の空間が横たわったままだ

沈黙したケーブルやモニターが非難がましくじっとこちらを見ている気がした


晶葉「......戻るか」



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