過去ログ - モバP「アイドルサバイバルin仮想現実」
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8: ◆E.Qec4bXLs[saga]
2016/03/19(土) 21:07:55.25 ID:sA/EEehz0


___能力発動『大石泉』___


突起がドロドロに溶けていく。粘度が過度に上昇した結果、重力に引かれ垂れ下がっているのだ

スライムのように地面に流れ出たバリケードに隙間が開く、こずえの瞳が覗き込んだ


奈緒「やべえっ!!」


押し返された二人に続くように奈緒が手を離す。そこにいたらこずえの攻撃に触れてしまいそうだ

愛梨「いえっ!ここで止まれません!!」

引いた奈緒と入れ替わるように愛梨がバリケードに腕を折り曲げ詰め寄る

バリケードが修復される、はずだった


愛梨「ええっ!?なんでですかぁっ!?」


バリケードの穴は閉じない。とろけた穴が向こうから押し開けられていく

愛梨は知らない。彼女たちは知らない

十時愛梨の能力は対象に付随する能力さえ修復することを

早坂美玲が装甲車を身に纏ったとき、その事実は誰に知られることもなく証明されていた

装甲車を修復しながらも美玲の"爪"としての形状を維持していたのだ

その強みが今、逆手に取られている。誰も予期せぬ形で


「......ふ」

「.........ふわ」

「..................ふわぁー...」


小柄な体にとってその空洞を通るのは容易い。翼を折りたためばすぐだ


だが、もうその必要はない

四人のプレイヤーがこずえを引きつけていたように、こずえもプレイヤーをこの場につなぎ止めていた


それも、もう終わり


『ぴぃいいにゃああああああ.........!』


___能力発動『市原仁奈』___


もうすぐ、追いつく




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