103:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 16:47:14.70 ID:o5IDEzmM0
漁師B「ねこ吉!ねこ吉からも言ってやってくれ!」
ねこ吉「はぁ…全く…」
響父「ねこ吉…」
104:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 16:47:42.23 ID:o5IDEzmM0
ねこ吉「リーダーたる者、時には切り捨てる覚悟も必要だ。その重さもまた…」
響父「そうじゃないんだ!」
ねこ吉「?」
105:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 16:48:42.10 ID:o5IDEzmM0
響父「俺には…部下はもちろん、家族や子供たち…それにお前がいる…」
ねこ吉「それがどうか…」
響父「ここであいつらを助けに行けない俺を、俺は家族や…お前に誇れない!」
106:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 16:49:11.48 ID:o5IDEzmM0
響父「お前が友達になった俺という男は、部下を見捨てるような男だったのか!?」
ねこ吉「貴様…」
響父「違うだろ!俺は…俺は…」
107:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 16:49:51.86 ID:o5IDEzmM0
響父「い、いいのか?」
ねこ吉「ダメだと言っても行くのだろう?知っているよ、貴様はそういう男だ…」
響父「へへへ…」
108:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 16:50:23.55 ID:o5IDEzmM0
響父「…なぁねこ吉」
ねこ吉「なんだ?」
響父「…俺が死んだら家族を頼むわ」
109:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 16:51:05.93 ID:o5IDEzmM0
響父「…帰ってこれるかな?」
ねこ吉(いつもなら言わないあのセリフを…)
響父「…俺、もう一度ここに…」
110:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 16:51:37.21 ID:o5IDEzmM0
ねこ吉「あぁ、お前なら大丈夫だよ」
響父「…ありがとう!」ダッ
ねこ吉(あの時の選択が正しかったのかは未だにわからない…)
111:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 16:52:04.91 ID:o5IDEzmM0
ねこ吉(初めてあやつに言った我輩の『大丈夫』は…)
翌日
響「たーりぃぃぃぃぃぃ!?だぁぁぁぁりぃぃぃぃぃぃ!?」
112:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 16:53:23.50 ID:o5IDEzmM0
漁師A「ちくしょう!」
漁師B「なんだってあいつが…」
ねこ吉(あやつの死体が見つかったのはその日の夜だった)
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