129:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 17:05:08.51 ID:o5IDEzmM0
ねこ吉(この家の玄関の鍵は古いタイプだからな…我輩の爪で開けられる…)
カチャカチャカチャ
ガチャッ
130:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 17:05:47.31 ID:o5IDEzmM0
ねこ吉(そして、大切なものを隠すとなればある程度奥に詰める…そしてそれは段々と埋まっていくため…)ゴソゴソゴソ
ズルッ
浅葱色のリボン
131:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 17:06:52.45 ID:o5IDEzmM0
響「ぐすん…たぁ…りぃ…」
ねこ吉(ここに置いていくぞ、響ちゃん)
132:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 17:07:19.39 ID:o5IDEzmM0
翌朝
響「ハム蔵!いぬ美!オウ助!」
ハム蔵「おう、おはよ…ってうぇぇえ!?」
133:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 17:07:53.27 ID:o5IDEzmM0
響「うん!」
ハム蔵「バッキャロー!心配させやがって!」バシバシ
響「あたたたた!?痛いぞ、ハム蔵!」
134:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 17:08:56.88 ID:o5IDEzmM0
いぬ美「でも本当に良かったわ…」
響「うん、心配かけてゴメンね」
ハム蔵「全くだぜ」
135:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 17:09:29.98 ID:o5IDEzmM0
いぬ美「でもどうして急に?」
響「それがね、今日枕元にこれがあったの!」スッ
ハム蔵オウ助「「あっ!?」」
136:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 17:09:59.27 ID:o5IDEzmM0
響「このリボンはたーりーがくれたリボンなんだ!」
ハム蔵「どうしてこれが…」
響「自分も無くしたと思ってたんだけど、今朝枕元にあったんだぞ!」
137:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 17:10:42.31 ID:o5IDEzmM0
響「うん、自分も不思議だった。でもね、これってもしかしたらたーりーが見つけてくれたのかもしれないって思ったんだ」
オウ助「たーりーが?」
響「うん、たーりーが『泣いてちゃダメだぞ!』って言ってるような気がしたんだ!だから…だから自分…」
138:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 17:11:14.94 ID:o5IDEzmM0
ハム蔵「あぁ、だからたーりーに見られても恥ずかしくないようにしないとな」
響「うん!自分頑張るぞ!」
ワイワイガヤガヤ
139:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 17:11:43.78 ID:o5IDEzmM0
ねこ吉(ん?どうして直接渡さなかったのかって?)
ねこ吉「渡せるわけないだろう?我輩はあの子との約束を違ったのだぞ…」
ねこ吉(今更どの面を下げて会えというのだ…)
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