161:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 17:26:26.38 ID:o5IDEzmM0
ダイオウイカ「くっくっくっ、『速すぎて見えなかった』って面だなぁ?」
ねこ吉「ふんっ、馬鹿を言うでない。そんなこと…」
ダイオウイカ「今までのが俺様の全力だとでも思っているのか?」
162:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 17:27:16.94 ID:o5IDEzmM0
ダイオウイカ「考えなかったのか?本当に俺様があの程度のスピードしか出せないんなら何でお前はこの数十分の間逃げることができなかったのかを…」
ねこ吉「…どうやら我輩はとんでもない見落としをしていたようだな」
163:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 17:27:52.96 ID:o5IDEzmM0
ダイオウイカ「くっくっくっ、今ならあの布切れを返せば許してやるが…どうする?」
ねこ吉「許してほしいのは山々ではあるが…持っていないものは返せないな…」
ダイオウイカ「な、何!?貴様、布切れをどこにやった!?」
164:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 17:28:34.16 ID:o5IDEzmM0
ダイオウイカ「…なら殺されても文句言わねーんだなぁ!」ビシッ
ねこ吉「ぐはっ!?」
ねこ吉(大丈夫だ…あのいぬ美という彼女なら、我輩が隠したリボンも匂いで探し出せるだろう…)
165:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 17:29:25.27 ID:o5IDEzmM0
ダイオウイカ「オラ!オラ!」ビシッビシッ
ねこ吉「ぐふっ!がぁ!?」
ねこ吉(我輩は失敗した。しかし、意外と後悔はなかった…)
166:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 17:29:58.22 ID:o5IDEzmM0
ダイオウイカ「オラオラオラオラ!」ビシシシシシッ
ねこ吉「ぐぁぁぁぁあ!?」
ねこ吉(これは我輩への罰なのだ、友人とその娘との約束を違えてしまった我輩に対する罰なのだ。そう考えると、このまま死んでしまうのも悪くないと思えた)
167:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 17:31:32.09 ID:o5IDEzmM0
ダイオウイカ「ひゃははは!やっぱり獲物は嬲り殺すに限るぜ!」
ねこ吉「ひゅー…ひゅー…」
ねこ吉(あのセリフを聞くまでは)
168:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 17:32:13.30 ID:o5IDEzmM0
ダイオウイカ「ちょうど一年前を思い出すぜ!あの日もこんな大シケだったなぁ!」
ねこ吉(あの日?大シケ?)
ダイオウイカ「仲間を助けに来たとか言うバカな人間が船を出しててよお!海に引きずりこんでやったぜ!ひゃっはっはっは!」
169:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 17:33:06.82 ID:o5IDEzmM0
ダイオウイカ「あのおっさんは最後まで抵抗してくれて面白かったぜ?お礼に海岸まで届けてやったけどなぁ!」ビュン
ねこ吉 ガシッ
ダイオウイカ「なっ!?受け止めただと!?お前…どこにそんな力が…」
170:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 17:33:41.29 ID:o5IDEzmM0
ねこ吉「その船の名前はなんだ?」
ダイオウイカ「んなもん覚えてねーよ。つーか読めなかったわ。なんか小難しい漢字三文字でよぉ、なんつったかなぁ…わるだかわれだか…」
ねこ吉「知らないのなら教えてやろう…」ザシュッ
171:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 17:34:18.39 ID:o5IDEzmM0
ねこ吉『しかし、なんでこちらの名前なのだ?せっかく自分の船なんだ、自分の名前にすれば良いものを…』
響父『そりゃ俺はいつも1人じゃねーからよ』
ねこ吉『は?それはそうだろうが…』
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