過去ログ - ねこ吉「吾輩はねこ吉である」
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33:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 15:47:27.40 ID:o5IDEzmM0
漁師A「うーん、やっぱりサイコロじゃダメかなぁ…」

ねこ吉(ダメに決まっているだろうが!)

漁師D「まぁ明日の漁は明日にならんとわからんからな、今日はもう帰って寝よう」
以下略



34:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 15:48:17.22 ID:o5IDEzmM0
ねこ吉(こんなことが一週間ほど続いた、そして我輩は気づいた…『あ、これ我輩が何かしなくても勝手に潰れていくな』と言うことに…)

ねこ吉(そうだ、アホにツッコミを入れることに夢中になりすぎて本来の目的を忘れていた…我輩は人間共が無益な殺生を防ぐことができればそれでいいのだ。あのアホ共は放っておけば自滅するだろう)



35:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 15:48:44.37 ID:o5IDEzmM0
ねこ吉(だとすればこんな場所に用はない。別の場所に行こう、そう思った時…)

響父「なぁ、君はどう思う?」

ねこ吉(あやつは間抜けな顔をしてそう聞いてきた)
以下略



36:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 15:49:17.11 ID:o5IDEzmM0
ねこ吉「…」

響父「おい、無視するなよ」

ねこ吉(こやつ…頭がおかしいのか?人間のくせに動物である我輩に話しかけるなど…)
以下略



37:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 15:52:24.30 ID:o5IDEzmM0
響父「おいったら!」

ねこ吉「にしてもやかましいやつだ…」

響父「誰がやかましいやつだ」
以下略



38:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 16:00:15.38 ID:o5IDEzmM0
響父「おいったら」

ねこ吉「貴様…我輩の言葉がわかるのか?」

響父「わかるからこうやって話しかけてるんだろ?」
以下略



39:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 16:05:24.09 ID:o5IDEzmM0
ねこ吉「ではなぜ我輩にそれを聞く?」

ねこ吉(もしかするとこいつはあやつらの中では聡明な方なのかも…いや、我輩の素質を見抜き、なおかつ動物の言葉がわかるということはもしかすると天才なのかも…)

響父「だってお前猫だし、魚とか好きなんじゃないのか?」
以下略



40:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 16:05:57.81 ID:o5IDEzmM0
響父「何で魚が獲れないのかなあ?」

ねこ吉「何でって…レーダーもなしに勘だけで沖に出ては当たり前だろう」

響父「なるほど!」
以下略



41:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 16:07:01.45 ID:o5IDEzmM0
響父「ならどうすればいいと思う?」

ねこ吉「レーダーを買えばよかろうが…」

響父「そんなことをすれば家族が生活できないんだ…」
以下略



42:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 16:07:52.86 ID:o5IDEzmM0
響父「家族のためにも俺は稼いでこなくちゃいけないんだ!」

ねこ吉「…ならばもっと考えろ。普通この時期の魚の習性を考えれば北ではなく南に船を出すべきだ。更に言えばエサはメジャーなものは警戒されている。マイナーなものを使った方が…」

ねこ吉(この時、何故答えてしまったのか分からなかった…答えなければ魚たちはつかまらない。それこそが我輩の目的だったはずなのに…)


43:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 16:08:26.32 ID:o5IDEzmM0
響父「なるほどな〜、やっぱり猫は凄いな!」

ねこ吉(何故答えてしまったのか…)

響父「ありがとう!これで家族を養える!」
以下略



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