38:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 16:00:15.38 ID:o5IDEzmM0
響父「おいったら」
ねこ吉「貴様…我輩の言葉がわかるのか?」
響父「わかるからこうやって話しかけてるんだろ?」
39:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 16:05:24.09 ID:o5IDEzmM0
ねこ吉「ではなぜ我輩にそれを聞く?」
ねこ吉(もしかするとこいつはあやつらの中では聡明な方なのかも…いや、我輩の素質を見抜き、なおかつ動物の言葉がわかるということはもしかすると天才なのかも…)
響父「だってお前猫だし、魚とか好きなんじゃないのか?」
40:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 16:05:57.81 ID:o5IDEzmM0
響父「何で魚が獲れないのかなあ?」
ねこ吉「何でって…レーダーもなしに勘だけで沖に出ては当たり前だろう」
響父「なるほど!」
41:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 16:07:01.45 ID:o5IDEzmM0
響父「ならどうすればいいと思う?」
ねこ吉「レーダーを買えばよかろうが…」
響父「そんなことをすれば家族が生活できないんだ…」
42:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 16:07:52.86 ID:o5IDEzmM0
響父「家族のためにも俺は稼いでこなくちゃいけないんだ!」
ねこ吉「…ならばもっと考えろ。普通この時期の魚の習性を考えれば北ではなく南に船を出すべきだ。更に言えばエサはメジャーなものは警戒されている。マイナーなものを使った方が…」
ねこ吉(この時、何故答えてしまったのか分からなかった…答えなければ魚たちはつかまらない。それこそが我輩の目的だったはずなのに…)
43:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 16:08:26.32 ID:o5IDEzmM0
響父「なるほどな〜、やっぱり猫は凄いな!」
ねこ吉(何故答えてしまったのか…)
響父「ありがとう!これで家族を養える!」
44:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 16:08:57.94 ID:o5IDEzmM0
響父「おーい、みんなー!」
ねこ吉(まあいい。もしもこやつが他のやつらと同じなら、いつものように潰すだけよ…)
45:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 16:09:23.69 ID:o5IDEzmM0
翌日
漁師A「やったぞー!」
漁師B「大漁だぁ!」
46:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 16:09:56.07 ID:o5IDEzmM0
響父「おい、君!昨日はありがとうな!君のおかげで今日はうまくいったよ!」
ねこ吉「…あぁ」
響父「いやぁ、良かった良かった」
47:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 16:10:35.41 ID:o5IDEzmM0
響父「そんで君の分がこれな」ドサッ
ねこ吉「は?」
響父「ん?少なかったか?それとも好きな魚じゃなかったかな?」
48:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 16:11:08.04 ID:o5IDEzmM0
響父「何言ってるんだよ、君がいなかったら今日もボウズだったんだ。獲れたのは君のおかげさ!だからこれは正当な報酬だよ」
ねこ吉「しかし…我輩は場所を教えただけで…」
ねこ吉(その時、あやつが言った言葉は今でもよく覚えている)
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