1: ◆3yJI8xXgv6[sage saga]
2016/03/20(日) 15:24:30.81 ID:WAPd4XuE0
・書き溜めのためノンストップでラストまで
・地の文多し
・マッキーの「もう恋なんてしない」が元ネタ
・都合のいいラスト
以上をご了承の上読みすすめてください。
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2: ◆3yJI8xXgv6[sage saga]
2016/03/20(日) 15:25:14.93 ID:WAPd4XuE0
そういえば今は何時だったかと思い顔を上げると時計は既に20時を指していた。
日が沈み事務所の窓から差し込んできていた赤い光はなくなり代わりに街灯の明かりだけが見えていた、どうやら随分と仕事に集中してしまっていたようだ。
P「おーい、雪歩」
3: ◆3yJI8xXgv6[sage saga]
2016/03/20(日) 15:25:41.61 ID:WAPd4XuE0
こんな時間まで帰るよう指示を出すのを忘れていた失態を思い出して声をかけるも、それに返ってくる声はない。
そりゃそうだ、この事務所には今俺ひとりしかいないのだから。
P「そうだ、雪歩は一昨日引退したんだった」
4: ◆3yJI8xXgv6[sage saga]
2016/03/20(日) 15:26:13.74 ID:WAPd4XuE0
俺に与えられた一年という期間。
最初は十分だと思っていた。
しかしそれは、まともにプロデュース経験のない俺にはあまりにも短い時間だった。
なれないプロデュース作業、企画の立案にアイドルのレッスン、やることの多さに俺は当時驚いてばかりだった。
5: ◆3yJI8xXgv6[sage saga]
2016/03/20(日) 15:27:17.21 ID:WAPd4XuE0
俺のはじめての担当アイドルだった雪歩にはたくさんの苦労をかけてしまっただろう。
雪歩は俺というプロデューサーと、そして一年という短い期間でどうにかDランクアイドルまでは上り詰めた。
しかしそれは、十分とは言い難い成績で俺の出番は終わってしまった。
そして俺がプロデュースする萩原雪歩としてのアイドル活動を終えた雪歩は、そのまま芸能界を去り日常生活へと戻っていった。
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