2:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 17:47:28.64 ID:hFN8SCwwo
「そうか、では全てもらおう」
男はそう言うが早いか手をポケットに入れて店主の前に付き出す。彼の手には自動式拳銃が握られていた。
「お客さん…、そういうのは良くねぇな。奥のブツは俺じゃないと開けられない、それにこっちも銃は持ってんだぜ?」
店主は落ち着いた様子で回転式拳銃を取り出した。
彼の視線の先に目をやると先ほどの従業員が銃をこちらに向け立っている。
「お客さん、今なら無かったことにしてもいいんだぜ?」
「いや結構」
そう言い放つと同時に男は従業員に銃を向け引き金を引く。
パンと乾いた音がし、どさりと従業員が倒れた。
予想していなかった事態に反応の遅れた店主が慌てて引き金を引くがそこに男はいない。
不意に背中に当たる硬い感触で店主は動きを止めた。いつの間にか背後に回っていた男が店主の背中に銃を突き付けていた。
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