過去ログ - 【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」翔鶴「その21です!」【安価】
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658: ◆8XyqeMzH7M[saga]
2016/04/24(日) 22:52:53.72 ID:7PAHYw/G0
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ショタ提督(9)『あった……あったよ……!』

母『……本当、ね』

ショタ提督『僕……これで、提督になれるんだ……兄さんに近づけるんだ……!』

母『………』


小学校に通いながらも、勉強を続けた僕は……何とか特別学校に入学することが出来たんだ。

そこからは、今まで以上に頑張ったんだ……授業は全部聞き漏らさず耳に入れて、テストも100点を取れる勢いで勉強して……

……でも、在学中に……僕は1つ、勘違いをしていたことに気がつくんだ。


先生『……いつも通り、全教科90点以上ね』ニコッ

ショタ提督(11)『………』

ショタ提督(そうじゃないんだ……兄さんなら、きっと全部満点のはず……もっと頑張らないと……!)

ショタ提督『……先生』

先生『どうしたの?』

ショタ提督『このまま順調に進級すれば……僕は、兄さんの鎮守府に行けるでしょうか……?』

先生『兄さん……?えっと、卒業後に着任する鎮守府は……基本的にこちらで決めることになっているけど』

ショタ提督『……え?』


先生からの言葉を聞いた瞬間、僕は……抱いていた希望の大部分を、抉り取られたような気分になっちゃったんだ……


ショタ提督『じゃ、じゃあ……好きな鎮守府へは行けない……んですか……?』

先生『そうね……余程の例外でもない限り、そういうことになるわ』

ショタ提督『そん、な……』

ショタ提督(提督になって、兄さんと同じ鎮守府に着任して……やっと、やっと……会えると思ってたのに……)ジワッ

先生『……に、28周目提督君?』

ショタ提督『………』ポロポロ


……その日は、誰とも口を聞かなかったんだ。もう、自分の気持ちを抑えるのが精いっぱいで……

……でも、兄さんを目指す為……憧れの兄さんに少しでも近づく為、提督になるという目標は……失わなかったんだ。

お金を出してくれている母さんの為にも……提督を目指すことは、絶対にやめなかったんだ。


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