過去ログ - 松尾千鶴「私はここにいる」
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7: ◆Ee6aKqE1Tg[saga]
2016/03/21(月) 13:26:19.91 ID:gHydqPPF0
「まず最初に言っとくとそんな悩みはみんな抱えてんだよ。」

「だから最初にいったじゃない、くだらないって。」

「おい結論を急ぐな☆」


心さんは話を続けた。


「悩まない人間なんて人間じゃなくて化け物でしょ?」

「それはいくらなんでも言い過ぎですよ。」

「そうかなぁ?じゃあ天使ってことで似たようなもんだし。」


まあいま大事なのはそこじゃねえと続けて言った。


「つまりみんな悩んでいるってことだ☆そういうときはこれだ。」


そこで持ってきたケーキの箱を開けた。

中に入ってたのはオーソドックスな生クリームといちごのケーキ。


「甘いものでも食べりゃいいってこと☆」

「それ、なにも解決してませんよね。」

「別にいいんだよそれで。世の中解決できない悩みばっかりなんだから。」


大人なら酒があるけどなあと心さんはつけたした。


「それにみんな千鶴ちゃんのこと大好きみたいだしねぇ☆」


心さんは携帯を指さした。

私は携帯を確認した。

たくさんのメールが届いていた。

きらりさん、菜々ちゃん、ほたるちゃん、晶葉ちゃん。

たくさんのお誕生日おめでとうのメールだった。

「私も言わないとなあ。」


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