過去ログ - 【ラブライブ!】ことり「恋宮殿に誘われ」海未「乙姫心で抱き締めて」
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162: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 23:07:15.85 ID:Iu0OxYCO0
ことり「希ちゃんにね、教えてもらったの」

海未「希が判断したということは、教えるべきタイミングだったのでしょう」

ことり「本当のことなんだよね……?」
以下略



163: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 23:08:11.66 ID:Iu0OxYCO0
私たちが龍宮城に人間を招く根本の目的。
それは、最終的に人間の生気を頂き、生命活動を維持する為です。

 ―――人間は、食べ物なの?

以下略



164: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 23:09:00.59 ID:Iu0OxYCO0
私たちは最終的に人間の命を奪います。
その目的は揺るぎません。
なのでせめてもの返礼として、陸の人間が追い求めた龍宮城の極楽を飽きるまで与え、満足して貰ってから命を頂く。
それが龍宮城の掟……乙姫たる私の使命です。

以下略



165: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 23:09:34.87 ID:Iu0OxYCO0
海未「そう何度も交わり交わりと言わないでくださいっ!」

ことり「わっ!? ごめんなさい! でも海未ちゃんが言ったから……」

海未「ああ、頑張って真剣に話していたというのに……やっぱり無理です!」
以下略



166: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 23:10:08.92 ID:Iu0OxYCO0
つまりですね……龍宮城で人間が辿り着く極楽の極致は、海の者との身体的な交わりです。
人間同士が交わすような行為とは一線を画す、別次元の極楽……快楽が生じて、一度味わえば行為の中毒者と成り果てます。

 ―――へ、へぇ……。

以下略



167: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 23:11:02.01 ID:Iu0OxYCO0
断っておきますが、私たちは人間を洗脳しているわけでもなく、騙しているわけでもありません。
人間側から自然と求めるようになるまで私たちは待ちますし、事に及ぶまでには全ての事情を説明します。
今ことりにしているように。
その上で同意を得て、生気の搾取に及んでいるのです。

以下略



168: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 23:11:31.28 ID:Iu0OxYCO0
ことり「…………希ちゃんがね。私たちは善人じゃない、って言ってた」

ことり「その意味がわかった気がする……」

海未「人間の命を奪うことを目的として、本来失われるはずだった生命を勝手に生き永らえさせ、龍宮城に呼び寄せた」
以下略



169: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 23:12:03.57 ID:Iu0OxYCO0
海未「……上手く言えませんが……色々と、すみませんでした」

ことり「……私、しないと駄目なの?」

海未「はい?」
以下略



170: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 23:12:43.09 ID:Iu0OxYCO0
海未「例えばですね、直接肌で触れあって生気を頂くよう意識すれば、それでも生命力の摂取は可能です」

ことり「それだけでいいの? 手を繋ぐとか、そういうこと?」

海未「ええ。ですが生気のやり取りというものは、やはり命を燃やす行為ですから。交わり方が深ければ深い程効果があります」
以下略



171: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 23:13:20.06 ID:Iu0OxYCO0
ことり「そっか……じゃあ、肌を触れ合って命を分け与えるくらいなら、すぐに死んだりはしないんだ」

海未「ええ。その程度なら、人間は身体的な怠ささえ感じることはないでしょう」

ことり「そう…………わかった」
以下略



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