過去ログ - 【ラブライブ!】ことり「恋宮殿に誘われ」海未「乙姫心で抱き締めて」
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166: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 23:10:08.92 ID:Iu0OxYCO0
つまりですね……龍宮城で人間が辿り着く極楽の極致は、海の者との身体的な交わりです。
人間同士が交わすような行為とは一線を画す、別次元の極楽……快楽が生じて、一度味わえば行為の中毒者と成り果てます。

 ―――へ、へぇ……。

以下略



167: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 23:11:02.01 ID:Iu0OxYCO0
断っておきますが、私たちは人間を洗脳しているわけでもなく、騙しているわけでもありません。
人間側から自然と求めるようになるまで私たちは待ちますし、事に及ぶまでには全ての事情を説明します。
今ことりにしているように。
その上で同意を得て、生気の搾取に及んでいるのです。

以下略



168: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 23:11:31.28 ID:Iu0OxYCO0
ことり「…………希ちゃんがね。私たちは善人じゃない、って言ってた」

ことり「その意味がわかった気がする……」

海未「人間の命を奪うことを目的として、本来失われるはずだった生命を勝手に生き永らえさせ、龍宮城に呼び寄せた」
以下略



169: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 23:12:03.57 ID:Iu0OxYCO0
海未「……上手く言えませんが……色々と、すみませんでした」

ことり「……私、しないと駄目なの?」

海未「はい?」
以下略



170: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 23:12:43.09 ID:Iu0OxYCO0
海未「例えばですね、直接肌で触れあって生気を頂くよう意識すれば、それでも生命力の摂取は可能です」

ことり「それだけでいいの? 手を繋ぐとか、そういうこと?」

海未「ええ。ですが生気のやり取りというものは、やはり命を燃やす行為ですから。交わり方が深ければ深い程効果があります」
以下略



171: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 23:13:20.06 ID:Iu0OxYCO0
ことり「そっか……じゃあ、肌を触れ合って命を分け与えるくらいなら、すぐに死んだりはしないんだ」

海未「ええ。その程度なら、人間は身体的な怠ささえ感じることはないでしょう」

ことり「そう…………わかった」
以下略



172: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 23:13:50.47 ID:Iu0OxYCO0
海未「!? こっことりっ!? なにをしているのですかっ!」

ことり「これ以上開けないから! だから海未ちゃん……」


以下略



173: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 23:14:36.02 ID:Iu0OxYCO0
 龍宮城での生活が根底から揺らぐ秘密を私は知った。

 明日からは、周囲を取り巻く光景が別物のように映ると思う。
 煌びやかだった世界がどこまで色褪せるのか、今から怖い。

以下略



174: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 23:15:08.75 ID:Iu0OxYCO0
ことり「海未ちゃん。いいよ」

海未「…………ことり……」


以下略



175: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 23:15:35.98 ID:Iu0OxYCO0
ことり(……命が流れ、みたいなものが、起こってるのかな)

ことり(私から海未ちゃんに向かって、触れている指先を通して、生気の移動が)

ことり(私じゃよくわからない)
以下略



176: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 23:16:24.68 ID:Iu0OxYCO0
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