過去ログ - 【ラブライブ！】ことり「恋宮殿に誘われ」海未「乙姫心で抱き締めて」
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239: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/26(土) 21:57:17.89 ID:c+vPkEvQ0
―――


　夜に海未ちゃんが部屋の外までやってきてくれる頻度は、以前のように毎晩って言えるくらいに戻っていた。

以下略


240: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/26(土) 21:57:56.58 ID:c+vPkEvQ0
ことり（……………………あ。……きた！）


　部屋の外に足音が聞こえた。
　私はベッドから下りて、自分から障子に近付いていった。
以下略


241: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/26(土) 21:58:36.23 ID:c+vPkEvQ0
　変に緊張してしまった心臓を落ち着けて、普段通りを心がけた。


ことり（別に驚くことじゃないよ。凛ちゃんが夜に来てくれるのだって初めてじゃないんだし）

以下略


242: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/26(土) 21:59:12.70 ID:c+vPkEvQ0
　聞かれたことの中には、いまいち意味のわからない言葉もあったけど。
　核心を突くような問いかけに言葉が出ない。


ことり（…………何か、あった、って……）
以下略


243: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/26(土) 21:59:53.04 ID:c+vPkEvQ0
ことり「……………………」

凛「…………そっか……やっぱりそうなんだ」

ことり「え…………いや…………えっと……」
以下略


244: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/26(土) 22:00:34.73 ID:c+vPkEvQ0
凛「…………うぅ」

ことり「……凛ちゃん？」


以下略


245: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/26(土) 22:01:15.87 ID:c+vPkEvQ0
ことり（海未ちゃんみたいに、手を繋いで命を分け与えるくらいなら大丈夫かな）

ことり（もう何度もやってるけど、私の体調は少しも悪くなってないし）

ことり（凛ちゃんだって大切なお友達だもん……！）
以下略


246: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/26(土) 22:02:08.54 ID:c+vPkEvQ0
　ガダン


　障子が軋む音がした。
　驚いて目を向ける。
以下略


247: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/26(土) 22:02:47.24 ID:c+vPkEvQ0
凛「開けて、くれたね……夜に、部屋の障子」


　障子はどんどん開かれていき、隙間から凛ちゃんの目が覗く。
　やがて顔の輪郭全てが見え、凛ちゃんの全身が映る。
以下略


248: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/26(土) 22:03:59.23 ID:c+vPkEvQ0
ことり「ど、どうしたの……？　体調悪いんじゃないの……？」

凛「凛は元気だよ……ただ、これ以上我慢できなかっただけ」

ことり「我慢、って」
以下略


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