過去ログ - 【ラブライブ!】ことり「恋宮殿に誘われ」海未「乙姫心で抱き締めて」
1- 20
474: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 21:53:29.67 ID:U4+BbBrW0
凛「説明も大分できたし、海未ちゃんそろそろ人間に戻ろっか」

希「元通りにしてあげたら今の話も全部本当だってわかるやろ」

凛「本当は手離したくはないし、今まで手離せなかったけど……しょうがないよね」
以下略



475: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 21:54:04.16 ID:U4+BbBrW0
海未「あ…………」


 蘇る。
 呆気ない程簡単に、過去の記憶が、次々と蘇ってくる。
以下略



476: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 21:54:37.12 ID:U4+BbBrW0
海未「本当…………だったんですね…………」

海未「今の話、全てが、真実……」


以下略



477: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 21:55:19.55 ID:U4+BbBrW0
海未「かつて、私は、陸でことりと共に暮らしていました」

希「うん」

海未「貧しいけれど、幸せで……ことりと一緒なら、満たされていて……」
以下略



478: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 21:55:58.11 ID:U4+BbBrW0
凛「行こう、海未ちゃん」

希「陸に帰ろう、海未ちゃん」


以下略



479: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 21:56:37.38 ID:U4+BbBrW0
海未「泣かないでください、どうか、二人とも」

凛「だってっ……ぅぅ……」

希「ウチら、海未ちゃんに……酷いことして……っ」
以下略



480: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 21:57:27.33 ID:U4+BbBrW0
 ゆっくり、ゆっくり、宮殿内を進む。
 凛と希、二人の乙姫と歩調を合わせて。
 ここで暮らした日々を懐かしみながら、思い出たちに心で別れを告げる。

 玄関から外に出て、正面門扉に向かう。
以下略



481: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 21:58:06.24 ID:U4+BbBrW0
 正面門扉に辿り着いた私は、凛と希に支えられながら大亀の背に跨った。
 二人の指示で、大亀はふわりと浮かび上がり、陸へと旅立つ。


海未「……一つ、聞いてもいいでしょうか」
以下略



482: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 21:58:41.05 ID:U4+BbBrW0
 最後に、凛、希、二人と視線をしっかりと合わせた。
 長く、人間である限り経験できない程の時間を共に過ごした相手、最早言葉にせずとも思いは伝わる。

 私を乗せた大亀が正面門扉を潜り、海の中を浮かんでゆく。
 長きに渡り身を寄せた龍宮城から去る時がきた。
以下略



483: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 21:59:26.58 ID:U4+BbBrW0
 大亀が私を高くへと運び、龍宮城から離れてゆく。
 長年過ごしていた宮殿が遠のいて、凛と希の姿が小さくなる。

 声が届く限り別れを告げた。
 声が届かなくなっても手を振り続けた。
以下略



526Res/410.02 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice