過去ログ - 【ラブライブ!】ことり「恋宮殿に誘われ」海未「乙姫心で抱き締めて」
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78: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 22:16:02.48 ID:Iu0OxYCO0
ことり「…………!」


 私の申し出を受け入れてくれない龍宮城の主。
 その横を通り過ぎて、私は調理場の奥まった場所へと押し入った。
以下略



79: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 22:16:34.74 ID:Iu0OxYCO0
 私たちは見つめ合い……私は海未ちゃんを睨みつけるようにしながら、無言で時が進む。
 視線の交錯に答えが出ないまま、私はまた料理長に目を向けた。


ことり「話を切ってごめんなさい。今大変なんですよね? 人手が必要なら私にも何か手伝わせてください」
以下略



80: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 22:17:05.29 ID:Iu0OxYCO0
―――


 お仕事はまるで嵐のようだった。

以下略



81: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 22:17:34.62 ID:Iu0OxYCO0
ことり「ふっ………………ふっ………………」


 体力を消耗し、息を切らしながら、それでも作業に没頭する。
 どれくらい時間が過ぎたかわからない。
以下略



82: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 22:18:02.30 ID:Iu0OxYCO0
ことり「…………う、」

海未「手が止まっていますよ」

ことり「! うんっ」
以下略



83: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 22:18:30.19 ID:Iu0OxYCO0
海未「このペースなら、何とか時間までに間に合う算段がつくそうです」

ことり「……そうなんだ」

海未「ことりのお陰かもしれませんね。ことりが手伝ってくれたから」
以下略



84: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 22:19:16.70 ID:Iu0OxYCO0
―――


ことり「…………」

以下略



85: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 22:20:10.24 ID:Iu0OxYCO0
ことり(あ。海未ちゃんだ)


 龍宮城の高官と思われるヒトたちが入れ代わり立ち代わり挨拶をする中、海未ちゃんもその輪に混じって挨拶を始めた。
 みんな神妙な面持ちながら、無事この時を迎えることができた喜びも共有して、楽しげに海未ちゃんの話を聞いている。
以下略



86: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 22:20:37.27 ID:Iu0OxYCO0
海未「陸に住まう人間たちに歴史があるように、この龍宮城にも歴史があります」

海未「本日は遥か昔、龍宮城建立に尽力した偉人を祀る記念日だったんです」

海未「記憶にある限りここ百年、毎年行ってきた祭典を今年も無事に迎えることができて、本当に良かったです」
以下略



87: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 22:21:06.44 ID:Iu0OxYCO0
ことり「……海未ちゃん、私が龍宮城に来てからずっと親切にしてくれたよね」

海未「突然見ず知らずの場にやってきたのですから、丁重に扱うのは当然です」

ことり「それはお役目? 義務? 決まり事だから、こんなに優しくしてくれるの?」
以下略



88: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/21(月) 22:21:32.39 ID:Iu0OxYCO0
海未「……見てください、これ」

ことり「……?」


以下略



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