過去ログ - 【ラブライブ!】ことり「恋宮殿に誘われ」海未「乙姫心で抱き締めて」
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◆qpwZInm6fw
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2016/03/21(月) 22:18:30.19 ID:Iu0OxYCO0
海未「このペースなら、何とか時間までに間に合う算段がつくそうです」
ことり「……そうなんだ」
海未「ことりのお陰かもしれませんね。ことりが手伝ってくれたから」
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◆qpwZInm6fw
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2016/03/21(月) 22:19:16.70 ID:Iu0OxYCO0
―――
ことり「…………」
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◆qpwZInm6fw
[saga]
2016/03/21(月) 22:20:10.24 ID:Iu0OxYCO0
ことり(あ。海未ちゃんだ)
龍宮城の高官と思われるヒトたちが入れ代わり立ち代わり挨拶をする中、海未ちゃんもその輪に混じって挨拶を始めた。
みんな神妙な面持ちながら、無事この時を迎えることができた喜びも共有して、楽しげに海未ちゃんの話を聞いている。
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86
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◆qpwZInm6fw
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2016/03/21(月) 22:20:37.27 ID:Iu0OxYCO0
海未「陸に住まう人間たちに歴史があるように、この龍宮城にも歴史があります」
海未「本日は遥か昔、龍宮城建立に尽力した偉人を祀る記念日だったんです」
海未「記憶にある限りここ百年、毎年行ってきた祭典を今年も無事に迎えることができて、本当に良かったです」
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◆qpwZInm6fw
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2016/03/21(月) 22:21:06.44 ID:Iu0OxYCO0
ことり「……海未ちゃん、私が龍宮城に来てからずっと親切にしてくれたよね」
海未「突然見ず知らずの場にやってきたのですから、丁重に扱うのは当然です」
ことり「それはお役目? 義務? 決まり事だから、こんなに優しくしてくれるの?」
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88
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◆qpwZInm6fw
[saga]
2016/03/21(月) 22:21:32.39 ID:Iu0OxYCO0
海未「……見てください、これ」
ことり「……?」
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89
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◆qpwZInm6fw
[saga]
2016/03/21(月) 22:21:59.16 ID:Iu0OxYCO0
海未「私はですね」
ことり「うん」
海未「ことりは大切なお客であり、大切にもてなすことが正解であり全てであると決めつけていました」
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90
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◆qpwZInm6fw
[saga]
2016/03/21(月) 22:22:34.44 ID:Iu0OxYCO0
決意を新たにするといった言葉。
それは、本心から私の為を考えてくれている意思の表れ。
今日の私が、形はどうであれ、海未ちゃんの為を思っていたように。
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91
:
◆qpwZInm6fw
[saga]
2016/03/21(月) 22:24:45.11 ID:Iu0OxYCO0
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ことり「お衣装できました!」
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◆qpwZInm6fw
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2016/03/21(月) 22:25:14.79 ID:Iu0OxYCO0
「……はい、結構です。これで必要となるお衣装は揃いました。皆さんお疲れさまでした」
先生の号令を合図に教室内には解放感が広がって、生徒たちにパッと笑顔が弾ける。
忙しかった衣装作りの日々に一段落付いて、私は教室仲間のみんなとお互いを労い合った。
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