過去ログ - 【シュタゲSS】フェイリス「……パパ?」
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66: ◆3go5SqN4Y.[saga]
2016/03/27(日) 00:43:59.26 ID:7lt3rUDz0
――Okabe Side


ダルとまゆりに大切なことを気付かされてから、俺はラボメンにすべてを話す決心をした。
α世界線でのこと、β世界線でのこと、そして、いまシュタインズゲート世界線にいるということ。

ラボメンを緊急招集すると、まだ生まれていない鈴羽以外のメンバーは、ちゃんと集まってくれた。
一番最後にやってきたフェイリスと紅莉栖は、以前よりもものすごく近い距離感になっているような気がする。

岡部「今日は、集まってくれてすまない。……少し、話しておきたいことがあるのだ」

ダルやまゆりには話したことはなかったのだろうか、覚えていないが、少なくともルカ子や萌郁には、初めての話だろう。
俺は、すべてを話した。

α世界線で、俺達はタイムマシンを――正確には、過去にメールを送れる装置とタイムリープマシーンをつくったということ。
それを利用して、色んな人の願いを無責任に叶えたこと。

その結果、ある組織に狙われ、まゆりが何度も死んでしまったこと。
SERNのことは、萌郁がいる場で言うと問題になると面倒なので、名前はぼかすことにした。

そして、世界を戻すため、皆の願いをなかったことにしたこと。
鈴羽の邂逅を消し、フェイリスの願いをなくし、ルカ子を男に戻した。

フェイリスについての話は、少し詳しめに話した。フェイリスを元気にするというのが、最終目標だからだ。

逆に、ルカ子の話や萌郁の話などは短く終わらせた。
ルカ子の抱いていた俺への想いをこんな場で俺から言われたらルカ子は嫌だろうし、萌郁について深く話すと、またSERNに目をつけられかねないと思ったのだ。

逆に言えば、タイムマシンを作ったなどと言っていても、この世界線では存在しない以上、少しくらい話しても、萌郁も下手に干渉して来ないだろう、と踏んだ。



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