過去ログ - 杏「夜が告げる」
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13:名無しNIPPER[saga]
2016/03/22(火) 01:26:50.98 ID:w8NWr5C/0

まぁ、実際ああしたいこうしたいと言われるとめんどくさいので、これはこれでいいのかもしれないとも思いはするけれど。楽だし、なんたって家からも出なくていい。

一人で納得してふと我にかえれば、杏はいつの間にか彼に体を羽交い締めにされていた。後ろから抱えられベタベタと太ももとか胸とかを撫でられる。
さらに杏を弄ろうと下の方にも伸びてきた手を無理やり抑えつけて、彼の瞳を覗き込む。
ものすごくエロい顔でこちらを見ているのがとっても気持ち悪い。


「そういえばプロデューサー、今日もゴムつけるの?」

「つける」


彼の瞳には金色が映っていて、それは少し燻んでいた。
心が濁ってるせいかな、なんて思っていると、急に肩を押さえ付けられ唇を塞がれる。
口の中にはニュルニュルまで浸入してきて杏の舌の上を這い回ってくる。慌てて必死で抵抗し、彼を突き放した後ベッドの上に逃げた。

距離を置き暫く警戒していたけど、彼は追い打ちには来ないまま、その場でぼんやりとこちらを見てるだけだった。
それでも隙を見せれば獣のように貪られそうな気がして、やわらかな布団で体を覆い鉄壁の防御体制を示す。


「子供が欲しいのか?」

「いや、いらない」

「じゃあ、一体何でなんだ?」


何でと言われても、あんまり答えらしい答えは出てこない。
強いて言うなら、彼のその態度がちょっとだけ気にくわないからというのはあるんだろう。


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