過去ログ - 理樹「朝起きたら腕に『誰も信用するな』と書かれてあった」
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34:名無しNIPPER[saga]
2016/03/30(水) 22:32:17.23 ID:ELP1zoOR0




図書室

理樹(図書室は人がいっぱいいた。それだけで心に余裕が湧いてきた。誰だって家の中にオバケが出てきたら一番逃げたい場所は人の多いスーパーマーケットじゃないだろうか?僕はそうだ)

恭介「……ここも安全かと言われるとまったく保証出来ない。それどころか周りの人間全員がいつ敵に豹変しようが不自然ではない」

理樹(敵とはいっても僕らと対を成す存在がなんなのかはまったく思い出せない。ただ、断定的に敵である事だけは分かっていた)

理樹「……恐怖は未知であるから成り立つ物だ。暗闇やトンネルが怖いと感じるのはその先に何があるのか分からないからだ…今回のそれは恐るべき対象すら認知出来ずにいる…!ただ、『感覚』だけがその存在を知っている!」

恭介「俺の立てた仮説はこうだ。おぼろげながらも覚えているということはこれから起こることは以前も起きたということだ…つまり繰り返されているってことだ!恐らくそれは違和感を感じなければこれからも同じことが起こる!」

理樹「そうすると…必ず今から何かが起きるのは間違いないってこと…?」

恭介「ああ…それが1分後…あるいは次の日…いつになるかは分からない。ただ、それらの最後には必ず俺たちの記憶が消されている。こんな芸当が出来るってことは…」

理樹「……また、誰かが世界を作ったんだね?」

恭介「………………」

理樹(恭介は半ばうな垂れるように頷いた)


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