過去ログ - 理樹「朝起きたら腕に『誰も信用するな』と書かれてあった」
1- 20
4:名無しNIPPER[saga]
2016/03/22(火) 01:22:06.89 ID:Ym04EY5I0
理樹(僕は恐ろしくなって石鹸を掴むと必死にその文字を消そうとした手でその文字が書かれている場所を何度も必死に擦っていると次第にインクがブレて薄くなっていき、終いには端から見られても自然なくらいまで落ち着いた)

理樹「ハァ…ハァ……」

「何やってるんだ?」

理樹「うわぁっ!?」

理樹(なんとか冷静になろうと思った矢先に声がした。慌てて飛び上がったがよく考えるとその声の持ち主は僕がよく知る人間だった)

恭介「おいおい、本当にどうしたんだ…」

理樹(恭介だ。まったく驚かせてくれる)

理樹「なんだ恭介か…急に話しかけてこないでよっ」

恭介「何事も話しかけなきゃ始まらない。それに鏡で俺の姿くらい見えたんじゃないか?」

理樹「ま、まあ…それも…そうだね」

理樹(腕のサインを消すのに必死でそこまで頭が回らなかった)

恭介「それにしても随分と遅い起床じゃないか。たまにはいいがそれが癖になって寝坊なんてやめてくれよ?」

理樹「いざとなったら真人に起こしてもらうよ」

理樹(とにかくこのことは他人に喋らないようにしよう。もう消しちゃった後だし変人と思われたら嫌だ)

理樹「ところで恭介はなんでここに?」

恭介「なに、朝飯で鈴にヒゲが伸びてるって注意されちまったもんでね」

理樹(そう言うと恭介は右隣の鏡の前に立ってポケットからカミソリと小型のシェービングクリームが入ったスプレー缶を取り出した)


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
94Res/69.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice