過去ログ - 響「貴音!?」たかね「めんような!」その2
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◆ccGlDikGP2
[saga]
2016/03/22(火) 19:57:18.14 ID:p1xr7Yhy0
響「でもさ。どうしてあんた、そんなにたくさんウソついたの?」
使者「あの満月の晩に、貴女が姫君と一緒にここへお見えになったからです」
響「いや、冬の夜中に、たかねみたいな小っちゃい子ひとりでここに来れるわけないでしょ」
使者「そうなる筈だったのです。姫君が月を見て、暫し無反応になったことは覚えておいでですか?」
響「…… ああ、あったね。満月の何日か前に、ベランダで」
使者「あの時に、こちらから姫君に指示をお送りしました。お一人で、この場所へ来られるようにと」
響「…………? でも、たかねはあのとき、自分に連れて行ってほしいって頼んだよ?」
使者「指示とは申せ、実態としては、先日貴女たちに行った記憶の改竄と似た操作でございました」
響「えーっ、と…… つまり、かんたんに言うと?」
使者「姫君の意思とは関係なく動いて頂くための、いわば、自動制御…… とでも申しましょうか」
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