過去ログ - 響「貴音!?」たかね「めんような!」その2
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◆ccGlDikGP2
[saga]
2016/03/22(火) 20:13:15.35 ID:p1xr7Yhy0
使者「……それで、本当に出会えるとでもお思いなのですか?」
響「もちろんだぞ」
使者「万に一つお会いになれたとしても、姫君のほうは貴女のことをおわかりでないかもしれませんよ」
響「それでもいいよ。自分が覚えてるから、大丈夫」
使者「それに、仮に貴女が姫君を見かけたとして、すぐそれとわかるお姿かどうかも――」
響「あのさ、そういうの、いま考えたってムダだよね。会う前から心配するようなことじゃないさー」
使者「…………」
響「そうだ、そんなことより、貴音に伝言お願いできない? 帰ったらまた顔合わせるんでしょ?」
使者「言付け、ですか…… 姫君に、なにをお伝えになりたいのですか?」
響「大丈夫だよ、すごくかんたんなことだから。いい?」
響「どれだけかかっても、貴音がどこにいても。自分が絶対見つけに行くから、それまで待ってて、って」
使者「…… 頭に、留め置きましょう」
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