過去ログ - 響「貴音!?」たかね「めんような!」その2
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51: ◆ccGlDikGP2[saga]
2016/03/22(火) 20:35:39.46 ID:p1xr7Yhy0

 従者「だいたい、貴女様のお立場で頑なに"姫君"などとお呼びになる必要がどこにあります」

 使者「今の私は月よりの使命を帯びてここにいる身です。当然の礼儀で……」

 従者「しかし、実の姉上様を姉とお呼びになることに、なんの差し障りがあるでしょうか」

 使者「……」

 従者「ここには私のほか誰もおりません。それに、私からすれば貴女とて姫君なのですよ。"第二王女様"」




 使者「…… これまでずっと、滅私に徹してこられた姉上が、初めてご自身の願いを口にされたのです」

 従者「…………」

 使者「もう一度友に逢いたい、そのためなら身分も立場もすべて捨てること厭わぬ、とまで仰って」

 従者「ええ、私も驚かされました。その覚悟あらばこそ、今回の運びになったわけですから」



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