過去ログ - 響「貴音!?」たかね「めんような!」その2
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7: ◆ccGlDikGP2[saga]
2016/03/22(火) 19:47:23.54 ID:p1xr7Yhy0

  響「それに記憶だけじゃなくて、写ってる映像とか、着てた服なんかも。そういうのまで、ぜーんぶ」

 使者「仰るとおりです。姫君の痕跡を残すわけには参りませんでしたゆえ」

  響「その割にはけっこう詰めが甘かったよね。細かいもの、ちょこちょこ残しちゃってたよ」

 使者「そして、結局はすべて無駄だった、というわけですね」


  響「しょうがないさー、相手が悪かったぞ。――なんたって、自分は、完璧だからね」


 使者「しかし、すべて思い出されたのでしたら、姫君が実は幼子であったこともご承知のはずですが」

  響「そりゃそうだよ。あんな話、びっくりしすぎて忘れられるわけないぞ」

 使者「ならばなおのこと、貴女がここへ来られた理由が分かりかねますね」

  響「は? えーっと…… どうして?」

 使者「どうして、と仰られましても。貴女のご存知だった姫君は、すでにどこにもおられないというのに」

  響「ああ、そんなの簡単だよ。自分は納得がいってないから、ってだけ」



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