過去ログ - 高槻やよい「思い出はもやしと共に」
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34: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/24(木) 19:03:55.31 ID:K/5XZl+00
お皿の上に盛られたビスケット。上機嫌で高笑いをする酔っ払い。
千早は人の話を聞かないし、はづきはハムスターのようにもぐもぐとお菓子を詰め込んでいる。
「はぁ……はづきちゃん、可愛い……そうだ、写真に撮ってもいいかしら?」
「写真ー? どうするのー?」
「そうねぇ。今日は遠くのお仕事で来れない春香に送って、自慢しちゃおうかな」
そうしていそいそとズボンのポケットから携帯を取り出す千早を見て、俺も諦めて頭を押さえる。
もう良い、これ以上俺は何も言わん。各自で好きにやってくれ!
「可愛く撮ってねおねーちゃん!……ぶぃっ!」
「っ!! その格好、凄く良いわ!!」
カシャカシャと高速で連射されるシャッター音を聞きながら思うのは、小鳥さんだけじゃない。
ここにも「拗らせた」人間がいるという事と……。
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