81: ◆wJg8xMtAAg[saga]
2016/03/24(木) 20:18:51.92 ID:TygfxQlI0
園崎凛は学校から帰宅する最中だった
凛「最近は帰宅が遅くなってしまって…まぁ、私ももう三年生も半ば以上過ぎているのですから仕方ないんですけど」
段々寒く、暗くなっていく通学路を一人歩く彼女はそうひとりごちた
もっとも、このあたりは治安のいい中流以上の家庭の住宅街であり、監視カメラも多く、犯罪に巻き込まれるような心配はないだろう
…あくまで普通の犯罪には、だが
凛「…」
彼女がやや急ぎ足で、家に向かうための最後の曲がり角に来たとき、目の前に黒いバンが飛び出してきた
凛「…な、何ですか!」
彼女にしては珍しく、声を荒げてしまう
刹那、バンのスライドドアが開き、彼女を社内に引き込んだ
凛「やめ…誰か…!!」
慌てて助けを求めようとしたが、口にホース付きの呼吸器を当てられると、急速に意識を失った
黒服「対象0086号を確保しました」
意識を失った彼女を席に据えると、男の一人が通信機で何処かへ報告していた
?「了解、説明班は1735に任務を開始せよ、行動班は直ちに離脱、一次収容所へ移送せよ」
その場を走り去るバンの後部には、ある政府機関の所属であることを示すマーキングが施されていた
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