過去ログ - 高峯のあ「アイドルになる」
1- 20
23: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/03/25(金) 00:40:51.07 ID:vxIFxQsM0
 ぼうっと橙の照明が一つ灯る外観の建物の、無骨な木製の扉を引くと、店内も橙の光に満ちていた。

 最初に彼女がカウンターに腰掛けて、遅れて俺がその隣に腰掛ける。

 店には、客はおろか、店員すらいないようだった。


 辺りを見回していると、カウンターを挟んで向こう側の扉から妙齢の男性が現れた。

 俺はシーバスリーガルを、彼女はジャックダニエルを頼んだ。

 男性は黙って頷くと、慣れた手つきで注文したものを作り始めた。


 決して広くはない店内は、額に入れられた油絵が数点、壁に掛けられている。

 控えめに流されているジャズの音色を聴きながら、俺と彼女は暫く黙りこくったままでいた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
117Res/62.14 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice