9: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/03/25(金) 00:18:32.64 ID:vxIFxQsM0
数時間前に聞かされたセリフがフラッシュバックする。
担当していたアイドルに話があるといって呼び出されて、聞いてみればこれだった。
彼女は普段の明るさからは想像もつかないような声色で、俯きながら俺に話した。
痛みに耐えるように何度か詰まりながら、もう、どうしようもないことだと言った。
彼女は、ダンスの出来こそ申し分なかったが、歌の方に少し不安が残る、そんな娘だった。
それでも、きらきらと光る笑顔に、俺はトップアイドルの素養を見出した。
俺が彼女をトップアイドルにしてあげたいと言うと、彼女もトップを目指して一心に駆けるようになった。
しかし、やはり歌声に難があった。
ファーストシングルの発売にあたり、彼女のたっての希望もあり、ボーカルレッスンを繰り返した。
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