98: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/03/28(月) 03:24:35.07 ID:wGEeRabA0
ブロロロロロロロロロロ……
飛龍「あれは艦攻隊……友永さんの隊だ!」
飛龍の左舷で組まれた編隊の先頭を行く、派手な黄色ラインの九七式艦攻を確認した私は、これがすぐに襲撃運動の訓練だと分かりました。
これは私達の鎮守府でも頻繁に行っているもので、つまるところ実戦を想定した雷撃訓練です。
もっとよく見ておきたい……そう思った私は、急いで航空甲板まで駆け上がりました。
ギィ……
ハッチを開けるとすぐさま北太平洋の海風が吹き込み、私の短く切られた髪をバタバタと舞い上げました。
到着に合わせて息を切らしながら、すでに遠方となった彼らの編隊が先ほどまでの陣形を保っているのを見て、安堵しました。
これから隊長機の合図に合わせて陣形を解散し、単縦陣を作ると所だと思われます。
とはいえ、実物の九七式艦攻を用いた訓練を見るのは私だってもちろん初めてです。
遠方に見えるとはいえ、私達が用いているミニチュアのような艦載機とはやはり迫力が違いました。
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