過去ログ - 【ごちうさ】指先の熱
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22:名無しNIPPER[saga]
2016/03/27(日) 22:44:14.14 ID:0/GHUJB/0
どうして普通に笑えるようになったのか。目の前のココアさんに笑顔になって欲しかったから。
どうしてもっと人に頼るようになったのか。目の前のココアさんにもっと甘えられるようになりたかったから。
まるで、初めからそうだったみたいに。喧嘩なんてする暇もないくらいに、本当は彼女のことをもっと知りたい。
お姉ちゃんが欲しいと思ったことはあった。でも、少し違う気がする。

以下略



23:名無しNIPPER[saga]
2016/03/27(日) 22:49:47.98 ID:0/GHUJB/0
「私、わがままですよね」

「私はそれが嬉しいんだけどね」

「そう……なんですか」
以下略



24:名無しNIPPER[saga]
2016/03/27(日) 23:00:56.31 ID:0/GHUJB/0
二人、小さく笑い合った。
おかしいくらいに楽しくて、この時間がたまらなく好き。
もっと味わいたい。

「私……」
以下略



25:名無しNIPPER[saga]
2016/03/27(日) 23:19:39.08 ID:0/GHUJB/0
そういう軽いノリで言ったわけでもない。
私は何がしたいんだろう。
ココアさんに何をして欲しいんだろう。
彼女の指を掴んだ。
指と指を絡めて、起き上がった。
以下略



26:名無しNIPPER[saga]
2016/03/27(日) 23:37:34.09 ID:0/GHUJB/0
物心ついた時から、子どもらしさを母と共に失くしてしまったと思っていた。
周りは、自立した良い子なんて言ってくれるけど。
でも、本当は、泣かないように思い出さなかっただけで、ずっとしまい込んでいただけ。
子どもらしい喜びを追わなくなってしまっただけで。
目覚めた今は、少し大人の感情も紛れ込んでいた。
以下略



27:名無しNIPPER[saga]
2016/03/27(日) 23:49:03.17 ID:0/GHUJB/0
無意識に、うなじに指が伸びた。
ココアさんは瞼を閉じたまま、びくりとした。
それが、あまりにもいやらしく、気恥ずかしくて、たまらなく愛おしかった。

「年下に…‥触られるのは嫌ですか?」
以下略



28:名無しNIPPER[saga]
2016/03/27(日) 23:57:00.92 ID:0/GHUJB/0
「私だって、私がお姉ちゃんなのにッ……」

「?」

「私だって、チノちゃんを押し倒してキスしたいもん!!」
以下略



29:名無しNIPPER[saga]
2016/03/27(日) 23:58:00.00 ID:0/GHUJB/0
ここまで
また明日以降に


30:名無しNIPPER[sage]
2016/03/28(月) 00:01:17.91 ID:7L4lh4+Xo
これはいいな
ココチノの魅力が何か良くわかるSSだわ


31:名無しNIPPER[sage]
2016/03/28(月) 00:06:31.56 ID:GxRmtuJKo

チノちゃん可愛い


32:名無しNIPPER[sage]
2016/03/28(月) 01:03:08.62 ID:SUoRmye+0
いいぞ


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