12: ◆Zo89VSw555MV
2016/03/26(土) 00:53:18.87 ID:uE9Ah2ja0
「まゆ!」
雑誌の写真撮影の仕事を終えると、あの人が駆け寄ってきた。
手には、今朝私が渡した大学ノート。
「とりあえず見てみて、気になった所には色々書いてみた。参考にしてくれ」
「ありがとうございます」
「他にも今日提出してきた子達はいたんだが、まゆは量が多くて時間がかかっちゃって。すまん」
困ったような顔で彼が差し出したノートを受け取った時、私は気づいてしまいました。
この人は、私だけのために、他の誰でもない、私と誰かじゃない、私だけに時間を割いてくれているのだと。
そう思った瞬間、邪な独占欲が頭の中を埋め尽くした。
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