3: ◆Zo89VSw555MV
2016/03/26(土) 00:45:09.84 ID:uE9Ah2ja0
彼の熱意に押されてか、最初は乗り気ではなさそうだった他のみんなも、段々と真剣な表情をして耳をすませる。
しんと静まり返り、あの人の声だけが響く事務所の中、不意にキィとドアが軋んだ。
「っ」
「ん、ああ。まゆか。忙しい中わざわざすまなかったな」
「い、いえ……」
そわそわと後ろ髪をいじりながら、駆け足で立って並んでいるみんなの中に紛れ込む。
そうしつつも、彼の全身が見える位置は譲らない。少し誰かを押してしまうような形になるが、ぐいと体をねじ込んだ。
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