26:名無しNIPPER[saga]
2016/03/26(土) 23:39:35.46 ID:UWHCuqYeO
側近「用意——」
勇者(……ま、どうせ僧侶も滅茶苦茶強すなってるんだろうが)
勇者(たしかこいつ、回復魔法を使えたよな。……ダメージを与えた端から回復されてしまうんじゃ倒しようがない。泥臭い展開の後、押し負けるのが目に見えている)
27:名無しNIPPER[saga]
2016/03/26(土) 23:42:24.93 ID:UWHCuqYeO
僧侶「せぇぇぇぇえええええええいいいいい!!!!」
勇者「!?」
28:名無しNIPPER[saga]
2016/03/26(土) 23:46:11.20 ID:UWHCuqYeO
勇者(こうして。側近さんの宣言通り、俺は幼馴染達との実力差を思い知らされた)
勇者(言うまでもなく。彼らを基準に組まれた訓練についていくことは叶わず——その日、俺は訓練途中に極度の疲労が原因で気絶しすることとなる)
29:名無しNIPPER[saga]
2016/03/26(土) 23:47:55.25 ID:UWHCuqYeO
勇者「……」
戦士「んだよ、おめえ。まあだ、うじうじしてんのかよ。弱いなら強くなりゃあいいだけじゃねえか」
勇者「……うっせ」
30:名無しNIPPER[saga]
2016/03/26(土) 23:49:12.31 ID:UWHCuqYeO
〜〜王の間〜〜
王様「何! 勇者が見つからないじゃと!?」
側近「はい。恐らくは城から抜け出したかと」
31:名無しNIPPER[saga]
2016/03/26(土) 23:52:51.54 ID:UWHCuqYeO
王様「ええい! 眠っている兵を叩きこせ! 総動員で勇者を探し出すのじゃ!」
側近「そ、総動員……ですか?」
32:名無しNIPPER[saga]
2016/03/26(土) 23:53:54.07 ID:UWHCuqYeO
王様「魔族側は勇者を"葬る"ための手段を有しておる。お主も知っておろう?」
側近「勇者殿の父上も"それ"で命を落とされた、のでしたね」
王様「そうじゃ。さきも述べたとおり、勇者は魔王を殺す唯一の手段じゃ。もしも今あやつを失うことになったら……」
33:名無しNIPPER[saga]
2016/03/26(土) 23:55:07.86 ID:UWHCuqYeO
一方その頃……
〜〜始まりの街郊外(夜)〜〜
34:名無しNIPPER[saga]
2016/03/26(土) 23:56:24.30 ID:UWHCuqYeO
勇者(いつもいつもいつも、俺を落ちこぼれ扱いしやがって!)
勇者(いい大人が、年端もいかない子供の悪口で盛り上がると恥ずかしくないのかね)
勇者(そもそも同い年の奴等に遅れをとってるからってどうした!)
35:名無しNIPPER
2016/03/26(土) 23:57:42.04 ID:UWHCuqYeO
勇者(で、どうやって結果を出すのかというと……)
勇者(どうやら最近、はじまりの国周辺の魔物が活性化しているらしい)
勇者(そのせいで魔物に襲われて怪我を負う人達が急増しているのだとか)
36:名無しNIPPER[saga]
2016/03/26(土) 23:58:55.68 ID:UWHCuqYeO
勇者(そうはいったものの)
勇者「中々出てこないなあ」
勇者(ん? あそこでぷるんぷるん蠢いてるのはもしかして……)
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