過去ログ - 【ゆるゆり】京子「sweet night」
↓
1-
覧
板
20
27
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2016/03/27(日) 17:45:19.37 ID:8lMW6tGIo
抱き合ってキスをしたまま、ぽふっと布団に倒れ込む。そのまましばらく唇を重ね合っていたが、京子の方が先に動かなくなった。そっと顔を離し、眠りについたことを確認する。
結衣(京子……)さすさす
子供を寝かしつける親のように、あたたかい背中を撫でる。すっかり大人しく眠っている京子がこんなに近くて、こんなにたくさん触れることを許されている……それが今になって一段と愛おしく思え、自分の心にすりこませるように今の幸せをゆっくりと実感した。
まさか今日こんなことになるとは思わなかったけど、
まさか今日という日が、膠着した私たちの関係をこんなに劇的に変えてしまうことになるとは思わなかったけど、
とにかく今は全てのことが嬉しくて、私は京子と違って時間が経つたびにどんどん眠れなくなってしまいそうだった。
結衣(好きだよ……京子……大好き……)ぽそっ
眠っているならどうせ聞こえないと思い、心からの愛を真正面で囁き続ける。さっきの一連の行為中で、京子に一回でも「好き」と言うのをすっかり忘れてしまっていたことを思い出し、自分で自分を引っ叩きたいぐらいだったが、明日目を覚ましたとき京子に面と向かって言ってあげられるように、これから先もこんな関係が一生続きますようにと、約束の言葉を静かに練習した。
そろそろ私も寝ようと思い目を閉じると、最初に私の布団につっぷして一人で事に及んでいた京子の姿を思い出し、思わず笑みがこぼれた。
京子のあれは初めてだったのだろうか。もしかしたら、今までにも私の見ていないところで何回かやっていたのかもしれない。お風呂の順番決めじゃんけんをいきなり始めたのも、当初からあれがしたくてその環境を整えるためのものだったのだろう。
どこまでも愛しい京子を更に深く抱きしめ、一体化するように身体を密着させた。このままだと京子が朝先に起きたとき、私にしっかり捕まっていて身動きが取れないかもしれないと思ったが、それでもよかった。朝が来てもどこにもいかずに、ずっと私の中にいてほしかった。
結衣(おやすみ、京子……)
最後にもう一度、深く熱く唇を重ね……京子に溶け渡るように眠った。
京子の鼓動を胸に感じ……そのリズムをずっとずっと自分に刻ませていた。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
34Res/38.82 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 【ゆるゆり】京子「sweet night」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1459066913/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice