過去ログ - 【ゆるゆり】京子「sweet night」
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5:名無しNIPPER[sage saga]
2016/03/27(日) 17:26:13.87 ID:8lMW6tGIo
今頃京子は何をしているのだろうか。私に見られたとあっては、まさかそのまま行為を続行しているわけはなかろう。

少なくとも洋服は元どおり着たはずだ。でもだからといって、さっきのことがなかったことにはならない。


結衣(あれ……ちょっと待てよ? まさか出て行かないよな……!?)


急に不安になった。もしかしたら私に見られたことにショックを受けて、あまりの恥ずかしさに泊まる予定をナシにして家に帰ってしまったかもしれない。それはさすがにないかと思いつつも、新しいシャンプーでさっさと洗って風呂を出ようと思った。

そんなに思いつめてなきゃいいけど……そう思いながら身体を拭き、パジャマを着て、先ほどとは変わって慎重深く脱衣所の扉を開ける。

京子は何事もなかったかのようにゲームをしていた。少しほっとした。


結衣「あ……風呂、出たよ?」

京子「ああ、じゃ私入るね」

結衣「うん」


京子はすぐにゲームをポーズ画面にして風呂場に向かった。表情こそいつも通りだったが、私と目は合わせなかった。

脱衣所の扉が閉まる。京子がやっていたゲーム画面を再開させると、夕食を食べ終わったあたりに見たときと大して変化がなかった。こんなことが起こってしまった後では、やはりゲームにも手がつかなかったようだ。


どうやら京子は何事もなかった風を装っているようだ。あわよくばさっきのシーンはまるまる私の見間違い、幻覚でしたとでもいうように、一切触れずにいつも通りを貫いている。

思い詰めていなかっただけよしとは思ったが……そんなことで私を騙そうとしても無駄だ。もうはっきり目蓋の裏と脳裏に焼き付いてしまっているのだから。



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