6:saga
2016/03/28(月) 18:53:16.55 ID:riDETHBsO
閑話休題
ここは直江津高校3年のとあるクラス、つまるところ僕阿良ヶ木暦と、僕の恋人であるところの戦場ヶひたぎが現在在籍するクラスの教室であった。
文化祭という学生生活最後の華やかなイベントの終わりは多くの受験生にとって勉強に本腰を入れ始める一つの丁度良い節目になっていたのだろうか、教室の他の生徒は皆既に帰途についており、教室に僕たち2人の他に生徒は残っていないようだった。
しかしその静けさは誰もいない放課後の教室に恋人と2人きり、という甘酸っぱいシチュエーションに華を添えるアクセントではなく、ただ僕の身に起こっている恐怖に煽りを加えるエッセンスでしかなかった。そしてまた一つ頭の上の重みが増えていく……
戦場ヶ原「阿良ヶ木くん4限から寝通しで私に構ってくれないから寂しくてつい……」
阿良「つい、という言葉をそんな便利に酷使するんじゃねえよ。早く僕の頭に積んだこの本の山をどけるんだ戦場ヶ原。」
戦場ヶ原「嫌よ。まだやっと土台が出来上がったところなんだから。私はここに、私の城を築くわ。」
阿良ヶ木「出来上がる頃には僕窒息死してるよ!」
戦場ヶ原「ふふそれなら城というよりは陵墓ね。分かったわ戦場ヶ原ひたぎの全てをかけて阿良ヶ木くんに最高の死場所を作るわ。」
阿良ヶ木「ちょっとカッコ良いマンガのセリフ風にしても駄目だ!」
戦場ヶ原「まあでも実を言うと、私この作業にもう飽きてきてしまったから、神原を呼んで阿良ヶ木ジェンガでもしようかしら。」
阿良ヶ木「ちょっとカッコ良いハーフの名前風にしても駄目だ!」
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