過去ログ - 【モバマスSS】香水 あるプロデューサーの物語
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6:名無しNIPPER[saga]
2016/03/28(月) 23:09:08.86 ID:mPSzAJE90
 二つ目の理由は、慶自身にある。それは、慶が非常に好色であるということだ。
 彼が職場を選定する際、真っ先に考えたのは、女性と触れ合う機会が多い場所が良いということだった。
 十代の頃から、不純異性交遊によって親を困らせてきた彼だから、女性、それもとびきりの上玉と出合える場所と言えば、芸能プロダクションだろうと安易に考えたのだ。

 では、346プロダクションに入社した彼が、ただ窓際で遊んでいただけかと言えば、決してそうではない。
 長身と、端整なルックスを持つ慶は、担当のアイドルとすぐに打ち解けることができた。数ダースほどの女を手玉に取ってきた彼なのだから、未通女(おぼこ)同然の少女たちとのコミュニケーションなど朝飯前である。それに、慶は時代に合わせたセンスと機知によって、彼がプロデュースしたアイドル達はそれなりに売れていた。
 
 そんな慶に唯一不満があるとすれば、自分がどんなに成果を上げても、所詮は親の七光り、コネで入社した奴だからと周囲から評価されてしまうことだった。



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