過去ログ - 【モバマスSS】香水 あるプロデューサーの物語
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83:名無しNIPPER[saga]
2016/04/04(月) 20:30:50.36 ID:0cF8uTc50
 アンフルラージュとは、脂に香りを移す技術だったか。冷浸法と温浸法の二つがあり、グルヌイユが行ったのは前者のはずだ。

「美少女の香りでも蒐集するつもりか? やめてくれよ。サテュリオンの製造過程で、既に違法薬物にまで手を出しているんだから、さすがに人間の死体まで用意できないって」

「別に死体じゃなくても構わないんだけどね。芸能プロダクションに努めてるキミなら、何とかならないかな?」

「お断りする」

「にゃはは! 冗談だって」

 それなりの期間、慶は一ノ瀬志希と過ごしているが、いまだに彼女の本心を掴めない。
 サテュリオンという至高の媚薬を発明したにも関わらず、それでも飽き足らずグルヌイユの究極の香水を追い求めている。
 サテュリオンも、使い様によっては十分他人を支配することもできるだろうに、彼女はそんなことには興味を持っていないようだ。



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