過去ログ - 【モバマスSS】香水 あるプロデューサーの物語
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93:名無しNIPPER[saga]
2016/04/05(火) 19:35:08.68 ID:yG+egbPm0
 その点では、西門慶という男は恰好の標的だった。彼の弱みを握り、それを梃子に西門製薬を揺さぶることができれば、後はどうにでもなる。
 今までは、西門慶を泳がせておき、尻尾を出すのを待っていた。その策略の一環として、清川武大の退職という茶番を演じ、清川を社外へ放逐したのだが、これが見事に奏功した。  
 そして、社外に出た清川を密偵に仕立て上げ、西門慶を監視させる。
 清川には、346の関連会社役員のポストという餌をちらつかせたのだが、どうやら彼はいままで爪を隠していたらしい。清川は、美城の御庭番の如き活躍を見せた。

 僥倖だったのは、西門慶がとんでもない爆弾を抱えていたということだ。未成年との不純異性交遊に、違法薬物所持というスキャンダル。
 西門製薬としても、身内の醜聞が外部に漏れるのは防遏したいところであろうから、決して表沙汰にしないだろうし、こちらも外聞があるのでそんなことをする気も無い。しかし今後の交渉では、常に346が優位に立てる。
 



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