42:名無しNIPPER[saga]
2016/03/29(火) 01:21:25.05 ID:FEXOEjNw0
「そうか……?」
その時だ。
警報機が作動する。
敵襲だと理解するが早いか、船体が傾く。
43:名無しNIPPER[saga]
2016/03/29(火) 01:22:43.24 ID:FEXOEjNw0
咳で目が覚めた。
すげえ、しょっぺえ。
あの世かと思ったが、五体満足であった。
砂浜らしかった。私は周囲を見る。
44:名無しNIPPER[saga]
2016/03/29(火) 01:23:21.66 ID:FEXOEjNw0
「…」
何も言えないでいると、
彼女はかがんで流木を私に向ける。
45:名無しNIPPER[saga]
2016/03/29(火) 01:24:10.69 ID:FEXOEjNw0
「なんとか」
体を起こすと彼女の艤装が見える。
46:名無しNIPPER[saga]
2016/03/29(火) 01:24:41.27 ID:FEXOEjNw0
プリンツオイゲンと彼女は名乗り、私は頭が痛くなった。
彼女がこんなところにいる事は、私らの後続である彼女らも襲撃を受けたことを意味していた。
…死ねばよかったかと頭に浮かんだ。
47:名無しNIPPER[saga]
2016/03/29(火) 01:25:42.47 ID:FEXOEjNw0
何人か、いた。
近づくと当然反応された。
「…民間人?」
48:名無しNIPPER[saga]
2016/03/29(火) 01:26:16.08 ID:FEXOEjNw0
日陰にいた艦娘は全部で三人。
ビスマルク、ローマ、ザラ、全て大破である。
その上数が合わない。
リットリオ、Z1、U511、グラーフがいない。
49:名無しNIPPER[saga]
2016/03/29(火) 01:28:28.49 ID:FEXOEjNw0
なんとかならないか。
確実にヤバイ状況の中、幸運にも持っていた防水スマホ(官給)。
ソレとプリンツの通信設備を借りて、私はまず自分の艦隊を呼び出した。
賭けだったが、彼女たちは私たちを発見してくれた。
50:名無しNIPPER[saga]
2016/03/29(火) 01:29:00.09 ID:FEXOEjNw0
「地獄に提督は嫌われたんだねェ」
「バカ言え三途の川を渡り損ねたんだ」
51:名無しNIPPER[saga]
2016/03/29(火) 01:29:42.89 ID:FEXOEjNw0
「さて、報告」
私が言うと、二人は姿勢を正す。
52:名無しNIPPER[saga]
2016/03/29(火) 01:30:36.36 ID:FEXOEjNw0
涼風がそれに補足を加える。
「由良、天城、リベッチオ、Z3は護衛で生存者に同行。我々は救援のため移動中でしたが…」
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