過去ログ - 三日月「アインクラッドか.....いいところだと思うよ、ここは」
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20:名無しNIPPER[saga]
2016/03/29(火) 18:41:22.23 ID:2SnlG8uUO

オルガ「.....ふっ」

オルガはそんな三日月に、また以前のように笑いかけたが、今回は意味が違っていた。

オルガ「ミカ.....お前が自分で戦いを決めるのは初めてじゃないか?」

今までオルガが目標を決め、戦場を決め、戦ってきたのに対し、今回は初めて三日月が自分から目標を決めたのだ。
しかもそれが女のためということに、オルガは嬉しくも可笑しく思い、笑みがこぼれてしまったのだ。

三日月「アトラは....ブレスレットをくれたんだ」

三日月に恋愛感情などという殊勝な心情があるとは思えないが、理解していないだけであり、アトラを大切に思っていることが伝わる言葉だった。

三日月「それに.....アトラは家族だからね」

オルガ「.....はっ、よし。行ってこいミカ!」


オルガ「家族を、取り戻してこい!」


2人はお互いの腕をぶつけ、アトラを助けに行くことを決めた。

タカキ「三日月さん!お気をつけて!」

ライド「三日月!アトラを頼むぞ!」

三日月「うん」

クーデリア『三日月.....』

三日月「なに?」

クーデリア『アトラさんは.....私にとっても大切な家族です。どうか、どうか彼女を守ってあげてください』

三日月「うん、わかったよ」

クーデリア『私は、外側からあなた達を救出する方法を必ず見つけ出します!それまでどうかお気をつけて』

オルガ「お前らがなるべく早く帰ってこれるように、俺も全力を尽くす。待ってろよ」

三日月「うん、そっちは任せたよ」

三日月はヘッドセットの側面にあるスイッチを入れ、ベッドに横たわり、『ソード・アート・オンライン』を起動させた。

「リンクスタート」


2人の英雄が交錯する物語は、今ここに始まった。





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