過去ログ - 三日月「アインクラッドか.....いいところだと思うよ、ここは」
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38:名無しNIPPER[saga]
2016/03/30(水) 20:23:49.22 ID:/3GUdlPcO

アトラ『う〜ん.....よし、向こうの茂みに入ってみよう』

草原フィールドでは一向にモンスターに会えないと判断したアトラは、道を外れ茂みの方とへ入って行った。

しばらく歩くと、待ちに待ったイノシシのモンスターが木の根元に生えた苔を食べているのが見えた。

アトラは銅の剣を抜き、気付かれないように足音を消して、そっとそーっと近づいた。

パキッ

アトラ「あ.....」

枝を踏んだ音でイノシシがこちらを向いた。途端、カーソルが赤になり、イノシシは食事を止めてブルルと体を震わせた。敵対状態である。

アトラ「あ.....ああどうしよう.....」

イノシシがこちらを向いた途端、言いようのない恐怖がアトラを襲った。雑魚モンスターと言ってもアトラの半分以上の大きさだ。戦闘経験のない彼女が、恐慌状態に陥るのも無理はなかった。

イノシシが突撃攻撃繰り出した。もちろん避けられるはずもなく激突されたアトラは、もっていた銅の剣を後方へ落としてしまった。

アトラ「いてて....あれ?剣は?」

「プギュルル!」

アトラ「うぇえ!?に、2体目.....!?」

鳴き声につられて振り向くと、落ちていた剣のとなりにイノシシのモンスターが。前方と後方で挟まれた。

アトラ「に、逃げなきゃ.....!」

一瞬で逃げることを選択したアトラは、この茂みから抜け出すため、全力で草原の方へ駆け出した。

これが彼女の逃亡劇の始まりである。






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