過去ログ - 南方棲戦姫「アナタ、テイトクガホシクナイ?」
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4:名無しNIPPER[sage saga]
2016/03/29(火) 22:24:43.47 ID:TB7AdEEC0
破壊された施設へ駆け込み、執務室へ突き進む。

施設の中は、なぜかむせるような甘ったるい匂いに満ちていた。

怪訝に思うも気にかけている暇のない彼女は、毒ガスの類でないことを信じて突き進んでいく。

彼女は知る由もなかった。これは深海にのみ咲くという花の匂いであること。

そしてそれには強い興奮作用、つまり催淫作用があることに。

戦闘を潜り抜け、全力疾走している彼女の息は切れていた。

そのため、この香を多く吸い込んでしまった。

体がほてり、心臓がさらに大きく早く鼓動を打ち、頭にまるで靄がかかったかのような状態になる。

だが、それに気づくことも出来なかった。

執務室の前に到着し、一瞬の躊躇いの後に一気に扉を開け放つ。

中にいたのは意識不明で倒れている提督と南方棲戦姫だった。

とっさに武器を構えるも提督を盾にした敵を倒せることもなく、敗北してしまう。

武装を解除され、死を覚悟し、恐怖と絶望に押しつぶされそうになるも、せめて誇りを失わないようにふるまう。


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