54: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/02(土) 08:12:38.00 ID:95rlCIeX0
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「へぇ、見た目も結構、美味しそうじゃない」
お皿を持った律子さんが、そう言って私の方を見る。
私はというと、さっきから事務所のソファーに座ったまま。
これから自分の作った料理を皆が食べるかと思うと、心に余裕なんてまったくなくて。
「わからんぞ? 見た目は良くても味が……ってパターンもあるからな」
「ちょっと先輩。環に失礼ですよ!」
「そうだぞ! 自分達は先に食べたから知ってるけど、十分美味しく作れてたんだから!」
「でもなぁ、お前と春香、後やよいが作った『杏仁もやし炒め』の前例があるからさぁ」
「あ、あの時はほら、自分のうっかりと春香のドンガラが重なって――」
「あ、美味しい。何よこれ、お店で出しても全然いけそうねー」
「ふぁから、ふぁじふぁふぉふぉうひまふふぉ、ふぉうひふぁふぃふぁふぇふぉう?」
「貴音、食べながら喋らない! いつも注意してるでしょーが」
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