過去ログ - 【安価/】魔神提督「SRプロ業務推進記」 -SS速報VIP

過去ログ - 【安価/】魔神提督「SRプロ業務推進記」

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106: ◆kbZmcke3lM[saga]
2016/04/02(土) 00:36:16.60 ID:qi1WA1pk0
---鴨川沿い---

紗枝「来てみましたが、誰も・・・。」

ジャーク将軍「余の声を憶えているかな？小早川紗枝。」

紗枝「その声は・・・ジャークはん・・・。」（後ろめたさで紗枝が半歩下がる）

ジャーク将軍「随分と久しいな。まずは幻想講演中の名演、お疲れだったな。」

紗枝「ジャークはん、うち、うちは・・・。」

ジャーク将軍「紗枝よ、君が何かを感じ、あの時、余を否定した事は事実。」

ジャーク将軍「だが余は過去に固執する気はない。」

ジャーク将軍「結果として、余は君のファンで居続けた。絶えず君を気に掛けていた。」

ジャーク将軍「なぜだか、分かるか？」

紗枝「それは・・・。」

ジャーク将軍「あの時、余は君の弱さに触れた。その際の余の言葉が足りていなかったと見てね。」

ジャーク将軍「あの時の余の真意は、自分が見られないと苦しむ君を・・・。」

ジャーク将軍「アイドルとしてではなく、一人の少女として救いたいと思う所にあった。」

ジャーク将軍「まあ、巡り巡って、それを余の上司の派遣した人員が達成するというのも面白い話ではあるがな。」

紗枝「じゃあ、ダスマダーはんは・・・。」

ジャーク将軍「ふふっ、だからこの話は、ここまでだ。4月とはいえ、まだ冷える。これでも掛けておくといい。」

ﾌｧｻｯ（ジャーク将軍が紗枝にマントを掛ける）

紗枝「あっ・・・。」

ジャーク将軍「紗枝よ、君は桜の様に優雅かつ可憐な美しさを持つ子だ。」

ジャーク将軍「だから、余はその美しさを曇らせる事無く・・・それを支えていこう。」

ジャーク将軍「君のファンとしても、君の良き相談役としてもこれからも余を頼ってくれてよい。」

ジャーク将軍「君には悲しい顔をもうして欲しくはないからな。」

紗枝「はい、はい・・・！！ジャークはん・・・！！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

ジャーク将軍「さぞ、辛かったことだろう。だが、もう大丈夫だ。」

ジャーク将軍「もうここには余がいる。余がいる限りは、もうこの様な顔はさせんとここに誓う。」

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