過去ログ - 【安価/】魔神提督「SRプロ業務推進記」 -SS速報VIP

過去ログ - 【安価/】魔神提督「SRプロ業務推進記」

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139: ◆kbZmcke3lM[saga]
2016/04/03(日) 02:11:51.48 ID:BMjefSvb0
紗枝「うっ、ううっ、えぐっ・・・。」

ルパン「彼女はこんなに泣いて、反省している。もう、その辺りでいいんじゃないか？」

巴「誰かと思えば、変態怪盗が何の用じゃ？」

ルパン「褒め言葉を有難う、だが私が誰であろうと問題はそこではない。」

ルパン「君がどんなに憤っていようと苦しんでいようと、目の前に差し出された反省を認められず、まだ手を出す様では子供と同じだ。」

ルパン「今の君の行動は正しき注意ではなく、憤りに根差した、ただの我儘だ。」

ルパン「今、こんなに弱っている彼女を、これ以上追い詰める事で君は本当に満足するのか？」

巴「でも・・・そうでなければ、ウチは・・・ウチ自身を許せないんじゃ・・・。」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

ルパン「ゼロ大帝は戻った。彼女にも悪気はない。」

ルパン「なら、君も君の偉大な父親の様に、彼女を許せる度量がある筈だ。」

巴「でも、でも・・・。」

頼子「ルパンさんから話は聞きました、村上巴さん・・・さぞお辛かったんですね。」

頼子「だから、今は私の胸で良ければお貸しします。好きなだけ泣いて下さい。」

ｷﾞｭｯ（頼子がそっと慈しむ様に優しく巴を抱きしめる）

巴「ウチは・・・うわぁぁぁん！！」

---

ジャーク将軍（その後、泣き止んだ村上巴と小早川紗枝は無事仲直りを果たした。）

ジャーク将軍（確かに、あの講演で失った物は多かった。）

ジャーク将軍（だが余には、その陰で培われた物にも大きな意義がある様に思えた。）

ジャーク将軍（以前とは別の意味で開花した仮面ライダールパン・・・。）

ジャーク将軍（そして、彼のよき理解者である古澤頼子。）

ジャーク将軍（その出会いを微笑ましく思いつつ、ここでこの話を締めくくるとしよう。）

【Episode 84.5】再会と土下座 fin

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